対談インタビュー|神戸三宮の高田歯科

対談インタビュー

各線三宮から徒歩すぐの好立地に位置する高田歯科。遠くは国内では仙台、海外ではオーストリアから来院される患者さんもいらっしゃるほど、患者さんたちから厚い信頼を得ています。人気の理由は、患者さん中心の治療実現のためのチーム医療により、安心かつハイクオリティな技術を提供している点。

今回はチーム医療の大切さをはじめ、高田歯科の目指す院のカタチについて院長、歯科衛生士、歯科助手の3名様にインタビューしました。

高田歯科の治療方針について教えてください。

院長:当院は2005年の10月に開業しました。当時から自費治療に特化したハイレベルな技術をモットーに、お一人おひとりの症状やお悩み、性格などを尊重したパーソナルな治療を提供しています。

大切なのは、患者さんと価値観を共有すること。問診の際は、「何もしない」という選択肢を含め、複数の治療指針をご用意し、メリット・デメリットをご説明したうえで、患者さんの意思でご選択頂いています。

もちろん、専門的な情報を説明されただけでは、最終的な決定ができないこともありますので、患者さんが納得できるまで十分なお時間をかけてご説明し、ともに考え、最善の選択のサポートをさせて頂きます。

歯科助手:問診の際は、必ず歯科助手が立ち会ってコンサルテーションを行います。それは、治療へのご要望やお悩み、お気づきの点などをご相談頂きやすい雰囲気をつくるためです。医師とマンツーマンの問診は緊張されるでしょうし、複雑なお口の状態や治療法を、専門用語を交えた言葉で説明されても、とても分かりにくいものです。

私たち歯科助手は、医師と患者さんの橋渡し役として、患者さんの緊張を緩和したり、医師と患者さんの心のズレがないようにフォローしたり、さまざまなご質問・ご相談をお受けしたりと、患者さんが本当の意味で満足した笑顔になって頂けるような対応を心がけています。

院長先生から見られた歯科衛生士、歯科助手のお二方、お二方から見られた院長先生の印象をお教えください。

院長:二人とも自身の仕事に責任と誇りを持ち、常に努力してくれているので、安心して治療に専念することができます。歯科助手がコミュニケーション力を磨き上げ、患者さんと医療従事者をつなぐプロフェッショナルとして活躍してくれたら、私どもはさらに良質なサービスを提供することができると思います。

また近年は、日本でも予防歯科が注目されているので、歯科衛生士の専門性がより問われると考えます。両者の活躍ぶりにこれからも期待しています。

歯科衛生士:院長先生はたとえ話がとてもお上手で、それが患者さんの現状理解にもつながっていると考えます。当院では、一日の治療人数が20名程度、そのうち院長先生が診られる患者さんは5~10名程度と決して多くはないのですが、それはお一人おひとりと接する時間を大切にされている証拠だと考えます。私自身も院長先生のスタイルに感化され、患者さんとハートで向き合えるようになりました。

歯科助手:問診の際は、複数の治療法についてのメリット・デメリット、肉体的・精神的負担、期間、治療費などを丁寧に説明されているので、とても分かりやすいと考えます。より安心感を持って治療に挑んでいただくために、私自身も1人のプロフェッショナルとしてできる限りフォローしたいですね。

歯科医師、歯科衛生士ともにマイクロスコープを使う理由を教えてください。

院長:2008年にマイクロスコープ治療をスタートしました。きっかけは、マイクロスコープの録画機能により、患者さん、歯科衛生士、歯科助手とリアルタイムで治療内容を共有することが歯科医師の責務だと考えたからです。 マイクロスコープを用いた治療は、インフォームド・コンセントを実現するために最良の方法です。これからもマイクロスコープを用いた嘘偽りのない誠実な医療、そして患者さんとのかけがえのない信頼関係を大切に致します。

歯科衛生士:歯科衛生士も歯科医師と同じ目線で診療を行う必要があるという院長先生の考えから、歯科衛生士用のマイクロスコープも導入して下さいました。歯科医師と同じ視点でリスク管理をすることは、より患者さんに寄り添った治療を提供するうえで、とても大切なことだと考えます。また、マイクロスコープを用いて録画することで、口腔内の現在の状況を詳細に説明することができ、その結果、患者さんの予防歯科的モチベーションを上げることにつながっています。

チーム医療に注力される理由を教えてください。

院長:当院でチーム医療に重きを置くのは、スペシャリストたちがそれぞれの高い専門性を発揮することが、的確な治療につながると考えるからです。

歯科医師はあくまでも治療専門であり、スケーリングなど歯の予防処置や指導を行うのは歯科衛生士、患者さんの一番近い立ち位置でアフターフォローを行うのは歯科助手とそれぞれの役割があります。各スペシャリストが専門知識を発揮することが、安心安全な治療に連結し、ゆくゆくは健康で美しい歯にもつながると思います。

歯科衛生士:歯科治療において、治療は歯科医師、管理は歯科衛生士…というように、職種によって役割は全く異なります。このように技術を分散させることで、患者さんお一人おひとりに寄り添った長期メンテナンスが可能になりますし、日々のケアが疾患の再発防止にもつながると考えます。

また、歯科医師に交じってセミナーに参加させて頂くなど、とても意味のある経験もさせて頂いております。今後も歯科衛生士の仕事に誇りを持ち、責任を持って診療にのぞみたいです。

歯科助手:チーム医療は、私たち歯科助手のモチベーションアップにもつながっています。日々の業務の中で、院長先生や歯科衛生士の方々に謙遜のないレベルの知識を培い、患者さんの不安やお困りごとを払拭していていけたらと思います。それが、チーム医療における歯科助手の重要な役割です。

現在、注力されている取り組みがありましたら教えてください。

院長:当院では現在、1年間のトータルケアプログラムを組んで、虫歯予防、歯周病予防を実践し、患者さんが再び、苦痛を味わうことのないように努めています。それは、痛みがとれて、お口の中の機能が回復して、患者さんに満足して頂くことがゴールでないと考えるからです。最も大切なのは、その状態を維持し、二度と再発しないこと。今後は、歯科衛生士を中心にアフターフォローを行い、治療した歯を一緒に守っていきたいと願います。

歯科衛生士:日々のセルフケアでは補えない部分をバックアップするのが、このトータルプログラムです。当院では、治療後3ケ月後、6ケ月後、9ケ月後の3ケ月おきにカスタムメイドの検診を行い、リスク部位の早期発見を心がけています。また検診の際は、お口の中の写真を撮影し、データを一緒に確認しながら、より効果的なセルフケアのアドバイスを行っています。患者さんの大切な歯を、数年先も私たちの責任として見させて頂きたいです。

最後に、今後のビジョンを教えてください。

院長:歯科治療を形容するとき、最良の治療と表現されますが、それはあくまでも医学的知識に立脚したベストな治療方法のことで、患者さんにとって幸せな方法とは限りません。今後も治療プランを数パターンご提案し、メリット・デメリットをしっかりとお伝えすることで、患者さんに寄り添った最良かつ最適な治療を行います。

また、お困りの患者さんを助けるために、私の分身となる歯科医師を育てたいとも考えています。少しでも多くの患者さんが治療で楽になり、痛みと無縁の生活ができるようになって頂きたいです。

歯科衛生士:診療室に入ってきたとき、いちばん最初に不安を取り除ける、サポート役になりたいと思います。毎日の食事や会話が楽しくなることを心から祈っております。

歯科助手:院長や歯科衛生士に話しにくいことは、私にお話頂けるよう、もっとも患者さんの身近な存在で居続けたいです。

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